【レポート】大分混成TRPG-Convention234[2025/05/04]

大分混成TRPG-Convention234[2025/05/04]
ホルトホール大分410号会議室

5月の大分混成TRPGコンベンションです。
天気は良く、暑いとは言え風もあり、日陰だと涼しいくらいでした。
窓を開けていると風が入ってちょうど良いのですが、キャラクターシートが飛んでいくのが難点です。
お出かけ日和ではありますが、一日室内で過ごすイベント。
しかもゴールデンウィーク中の中日開催。
どのくらいの参加者が来るか心配でしたが、何とか2卓が成立する程度の人数が集まってくださいました。

今回はエントリー数2、成立卓数2でした。
エントリー内容はこちら

1)
地水さんがクトゥルフ神話TRPG(6版)を立ててくださいました。

今回はサンプルキャラクターでのプレイということで、かなりスムーズに開始できたようです。
しかし、途中でプレイヤー1名が仕事の都合で離脱されました。
短めのシナリオを3本回したとのことですが、次はもう少し長めのシナリオを準備したいとのことです。

S1)
そしてPathfinder RPG 2nd Edition(2e)卓が立ちました。

というか、今回の参加人数からして2卓になるのは確定していましたね。
レベル5のキャラクター作成から始まりました。
今回は経験者ぞろいだったこともあり、いくつか希望を出させていただきました。
WiKiのPlayer Core 2の翻訳が完了したとの情報を得ていたため、可能であればCore2の要素を盛り込んでもらいました。
結果、プレイヤー側の種族はすべて人外に。
サポートNPCには人間を入れましたが。

 ブッチ コロ/レンジャー5/男/25
 ニャー キャットフォーク/スワッシュバックラー5/男
 テン テング/ドルイド5/男
 佐々木 ホブゴブリン/チャンピオン5/男
 マホウツカ・イ 人間/ウィザード5/[NPC]

パーティーへの依頼は、海岸沿いの街道にオバケが出るので解決してほしいという内容でした。
街道の橋が崩落した箇所を応急処置として補修し、瓦礫を固めて馬車などが通れるようにしたようです。
そんな場所にオバケ が出るというのです。
確認に向かうと、修繕した箇所の一部だけが削れているような場所がありました。
瓦礫自体は色々なものが混ざっており、緊急だったため周辺のゴミも利用したようです。
海岸に近いだけあって貝殻なども混ざって固められており、強度には不安が残ります。
あくまで一時的な応急措置のようです。
午前の明るいうちに調査に来たので、オバケ出るという稜線の影になる午後まで酒盛りをして待つことにしました。
その際、海で大きな貝を見つけておいしくいただきました。

夕方になり、影が差してくると、修繕した箇所付近の地面から人の形をしたものが2つ生えているように見えました。
というか、ゴーストです。
地面をゴシゴシ引っ掻くような動きをしていますが、非実体なのでそこまで削れない様子。
そして何か低い音で一定のリズムを呟いています。
パーティーの判断として、ここでは酒盛りをしながら明るくなるまで様子を見ることに。
明るくなってゴーストが地面に消えて行ってから情報収集と周辺調査を行うことにしました。
引っ掻くような動きをしていた場所を調べました。
壊れやすい状況のため、固めた部分をゴシゴシとこすり、瓦礫をゴロゴロと掘り出したところ、
何やら大きな法螺貝を発見しました。
しかし、若干穴が開いていて、そのまま吹いても良い音が出ません。

マスター的には、タイトルの「ごみゴシゴシ午後ゴロゴロ」を最低限回収できて少し安心しました。

そして、ゴーストが地縛されており、それほど遠くへ移動できないことがわかり、近い範囲に何かあることに気がつきました。
浸食された海岸沿いに洞穴を見つけ、馬も降りるための運動をさせながら入っていきました。
広い方と狭い方の分かれ道がありました。
レンジャーが痕跡を調べ、狭い方から広い方への移動を確認しました。
パーティーは狭い方を選ぶことに。
ゴーストの隠密技能は高く、壁から不意打ちを受けました。
雑魚モンスターを出せばボスの数倍活躍させることでおなじみのクソマスターがクリティカルを出したり、さらに「恐ろしい呻き」で恐怖状態を撒き散らしたりします。
同じステータスの2体だったのですが、ダイスの目だけで1体がボスのように振る舞いました。 (サイコロキネシス)
ゴーストがこの法螺貝を狙っていると考えたパーティーは、ポジションチェンジをしつつ反撃しました。
チャンピオンは自前でゴーストタッチを付与できるため、ウィザードの切り札ゴーストリィ・ウェポンはレンジャーに付与しました。
ただ、パーティーの回復役がドルイドのみということで、回復量はそれほど多くありません。
そこで、ヒール呪文をゴーストに使う作戦を実行。
さらに狭いスペースでもなんとか移動を行い、こだわりの騎乗ランスチャージを佐々木が繰り出しました。
しかし、思いのほかゴーストが頑張り、かなりピンチに陥りました。
この遭遇は「一般人のゴースト」だったのです。 雑魚を輝かせる(そしてボスは瞬殺される)クソマスター。だから強い(?)。
とはいえブッチがクリティカルで1体を鎮めると一気に形成逆転、そのまま2体とも倒しきりました。
その後、奥の扉を開けるために法螺貝を吹く流れになりました。
吹くためには5本の指で穴を塞いで吹く必要があります。
このパーティーには案外芸能技能持ちが複数いて、残念ながらうまく吹く判定にぎりぎり成功してしまいました。
吹いた瞬間にゴロゴロと塊が転がり出ました。
なんと指の骨です。
ただ吹くだけなら難易度5ですが、適度に穴を塞ぎつつ吹くには難易度15でした。
これに失敗すると……ボーリングの穴から抜けなくなった指のような感じで抜けなくなるのです。
この法螺貝こそ「五指突くホラ」だったのです。
※なお、ホラを吹くリズムは第234回の2進数である11101010のリズムでした。五指を突く時点では音階はありません。

失った指を取り戻したいと地縛されていたゴーストも解放したところで、今回はおしまいです。

今回はCore2の色々な要素を取り入れることができ、大変参考になりました。
そして、ゴシックホラーと騙すためにゴーストを出すというベタな内容でした。
ダミーでも古びた洋館出したかったけど、それは時間の関係で辞めました。
一応クトゥルフ流用も視野に入れていたので。

2nd Editionでのゴーストは復活要素があったりして、ヴァンパイアのような使い方ができそうです。
そして、物理完全耐性ではなく抵抗になっているため、ゴリ押しで倒すこと自体は可能です。
ゴーストの脅威度(CR)は4、このレベル帯でも出しやすくなっているのはネタを仕込みやすいという点を含めて使いやすいと感じました。
今回チャンピオンが騎乗系だったので、洞穴では広い方に誘導しようと思っていたのですが……まあ、色々難しいですね。
しかし、敵が1種類しかいなかったというのはもったいなかったと感じます。 準備はしてたんだけど。

キャラクター作成にもっとサポートを用意して、作成時間を早めたいですね。
色々やりたいことはありますが、取り急ぎ進めたいのはWiKiでよく使う場所へのリンクを作成しておくことです。
結構探すのに時間がかかっていると感じているので。

ゴールデンウィーク連休の中日開催というパターンは、参加者が来るかどうかいつも以上に予測できませんでした。
実際には周辺駐車場はいつもより空いていましたし、イベント関係もそれほどありませんでした。
結果、会場もそれほど混んでいませんでした。 やはり中日だと旅行や帰省をした人が多かったのでしょうか。
仕事の人もいたでしょうし、途中で呼び出されるというのも残念なことでした。
まあ、自分は仕事と身内の不幸でGW前半に呼び出されたわけですが、当日はつらいですね。

そんな感じで今回も終了しました。
次回6月ですが、私はその週末まで仕事や地域の用事、法事などで予定が埋まっており、準備が間に合うかどうか全く読めません。
とはいえ、何とか開催できるように頑張りますので、次回もよろしくお願いいたします。
ではでは。

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