【レポート】大分混成TRPG-Convention153[2018/08/05]

大分混成TRPG-Convention153[2018/08/05]
ホルトホール大分402号会議室(和室)

暑い!いやマジ暑い。
今年は暑いのですが、コンベンション当日も暑い。
幸い天気がいいものの、これまた厳しい。
しかし頑張っていつも以上に早く出発、いつも以上に早めに受付へ。

そうまでして確保したのは「ホワイトボード」。
和室の回はこれ必須。
過去に発生したホワイトボード問題があるので死守重要。
今回はキープできて一安心。
※一応静電気でつけるタイプを2枚準備。

あと会場に入ると空調入っていないので大変。STOP熱中症!
このシーズンは早めに空調を入れるというのも重要な仕事ッス。
空調が効き始めたころから人数も増えてきた。

そんな暑い中でも多数の参加者が。
しかも初めて参加の方が2名も!
数年ぶり参加の方も!
もちろんいつもの方も!
嬉しいっスね!

途中D&DとPathfinderしか無いというマスター数に不安があったものの、コードレイアードのエントリーも入りこちらも一安心。

そんな今回はエントリー3、成立3でした。

エントリー情報はこちら

1)

危うくプチDAC大分になりかけたところを普通のコンベンションに戻してもらえました。
今回はぶっちぎりの一番人気でした。
公式のシナリオとのことでした。
やっぱりラスボスは瞬殺。
またやってほしいとのご意見が多数あり。またよろしくですよ。

S1)

ヌルハチさんおD&D5eが成立。
5eでも有名なあの誤植を使ったシナリオ。
パーティーのバランスも良く、うまく回ったとのこと。
でもインスピレーションは使ってないとのこと。
単発のコンベンションで背景設定などをどこまで盛り込めるかは今後の課題だそうです。

S2)

そしてPathfinderが成立。
今回のエントリー数(希望人数)と参加人数を計算するとどうしても3卓とも成立してしまう。
こういう時に成立させてPathfinderRPGが人気あるシステムであるかのように見せる活動を続けている悪い奴、それが私です。

この卓には初参加かつ初TRPGの方が2名も!
そのうち1名は見学してみてから、という話でしたが・・・冷静にほかの卓を確認すると他2卓は希望上限に達していたので選択肢はそこまで無い状態。
という理由を思いつきつつ、申し訳ないのですがこの卓に流れで入ってもらいました。

そんな今回も6LVキャラでのスタート。
ざっくりの説明を行ったうえでキャラクターを選んでもらう。

 ハーキュリー/エルフ/アルケミスト6/TN [匿名さん] キャラデータ
 雀蜂のメープルシロップ/ハーフリング/スレイヤー3ローグ3/NG [りゅうへんげさん] キャラデータ
 ツェーヴラ/ハーフエルフ/パラディン6/LG [セイヤさん] キャラデータ
 シュワルツネッガー/ハーフリング/アーケイニスト6/LG [ふみのりさん] キャラデータ

初めての方もやりたい方向性を明確にしていただいたおかげでキャラ選択もさっくり決まり。

お話は今回参加の方には申し訳ないが、151回で行った前回の後日から始まる。
まあ前回町を救ったから頼られる、とかそのくらいのポジションからスタートするってだけですけどね。
ブレイが穴を開けまくった結果、パーティーに仕事の斡旋を行っている酒場のマスターから「た、大変じゃー!宝物庫から宝が盗まれたんじゃー」という話を聞き、町長宅へと呼び出される場面へと流れる。
行く途中にも町の人からは「そもそもこの町に宝とか宝物庫とかあったの?」見たいな反応。
町長に話を聞くが「ブレイが穴を開けてしまった、古くに封じられた宝物庫から宝を盗まれた『ようじゃ』」という何だかわかってない様子がうかがえる。
さらに話している最中に町長に伝令が。
町に向かっていた商隊がブラスドラゴンに襲われたとの情報。
チラチラとパーティー(主にパラディンのツェーヴラ)を見る。
困ってるを断れないことをいいことに町への脅威を取り払う依頼を受けてもらう。

まずは現場である宝物庫へ。
ブレイがたまたま壁をぶち抜いた様子だが、穴を通らないようなものはそのまま残り、箱を開けた小物は漁っている様子。ただ古いコインとか小さい宝石とかは散乱しており、ディテクト・マジックを使ってめぼしいものだけ盗んでいるように見える。
奥の祭壇には何も残っておらず、何かなくなっているように見える。
この祭壇のマークはダハク(Dahak)のシンボルと考えられる。
そしてこの部屋に残る中型の足跡をたどることに。
一度町に戻り、セットアップ後足跡をたどると森付近の川の流れるエリアに。
旧街道ではあるものの今は森に向かう人しか使っていない道だ。

ここでワイヴァーンと対峙する女性を見つける。

女性の背負い袋には金属的な何かがキラキラする。
この時点でパーティーはこの女性がブラスドラゴンの子供か卵を盗んだと考え、この女性を怪しむ。
イニシアチブ的に早いこの女性がパーティーのところまで移動し「助けてもらえないか?」という話をする。
まあアライメントも含め、少々尊大な態度(融通の利かなさ)にパーティーもより不信感を増すものの、対峙しているのがワイヴァーンなのでとりあえず倒すことに。
毒を気にするパーティーをよそに、戦闘開幕からアルケミストのハーキュリーをパクリ(噛みつきからのつかみ)。
アーケイニストのシュワルツネッガーに説明の時に応用で使える例として説明していた〈脱出術〉のためのグリースを早速実践!
実際この+10ボーナスのおかげでぎりぎり脱出。
途中プレイヤー、マスターともに重度の4が出る病に悩まされ時間がかかってしまう。
まあなんだかんだ言いつつも挟撃しつつ、殴りつつで腰が引けたワイヴァーンに爆弾で撃沈。

ここでバックパックから首を出すブラスドラゴンっ子
そしてクリックを名乗るおねーさん。
アプス(Apsu)クレリックだとか。
もともと森と街道に割と近い当たりに住んでいて、街道で出会ってしまうと話が長くなかなか開放してくれな・・・というくらいには友好的なドラゴンたちだった。
どうやらドミネイトされたようだが、盗まれたのは「ジ・オーブズ・オヴ・ドラゴンカインド」だというのだ。
上級アーティファクトを盗まれ、ドミネイトされた商隊を襲える程のブラスドラゴンもいるとなると・・・
しかし上級アーティファクトにも特別な破壊方法がある。
以下はその抜粋です。

破壊方法
 内部に捕らわれたドラゴンと血縁関係にあるドラゴンのブレス攻撃にさらされると、オーブ・オヴ・ドラゴンカインドは即座に粉々になる。この場合、90フィート以内のすべてのものは、オーブが爆発した際に放出された、前述のドラゴンのブレス攻撃を受ける。

クリックさん曰く、この血縁関係にあるブラスドラゴンっ子のブレスを当ててオーブを破壊することが目的だ。もちろん奪うなどの方法もありだが、そのような余裕を持てるとは思えないし、我々としては破壊したいのだ。
我々という言葉にプレイヤーが反応するも、ブラスドラゴンっ子が囀る。(誤魔化すともいう。)
このアイテムのドラゴンサーチ能力も相当なので、各種方面からドラゴンたちが同時にエリアに侵入しドミネイトを我慢するなどの作戦で何とか注意を分散させているそうだ。

色々な状況からりゅうじんの滝近くにいる部族を怪しんでおり、足跡をたどりつつもそこへ向かうとの事だ。
逼迫した状況を理解し、この作戦のサポートをすることとなった。
ちなみにクリックさんから
「こいつに話しかけないでくれ。こいつしゃべりだしたらしゃべり続けるから作戦どころじゃなくばれてしまう」
ここまで猜疑心の強かったツェーヴラもこれには察してもらえた。
なお「ハンディ・ハヴァサック」に入れて運べばいいじゃんという意見には「息ができねえ」「ここで殺してすべての芽を摘んでしまう・・・」という反応を示している。(参照

途中、マスターがあまりの4出す病にあることを思い立つ。
陽動で侵入している仲間のドラゴン。
「今日は4出す病だからなー」と言いながら、なんと並走するブラスドラゴンの対ドミネイトのセーヴを振り、マジで4を出す。
その日の調子に合わせたコントロールにクソマスターっぷりを発揮する。
そしてそのドラゴンを抑えるため、カッパードラゴンが対応に向かう。
4を出すたびに2体は減っていく。
こうして仲間の戦力が着々と削られるのだ。
クリックさんを通じて「想定しているより早いわ」と。

着々と減らしつつ、何とか滝のふもとにある集落へ到着する。
ちなみにりゅうじんの滝は竜神と竜人どちらも・・・という話があった。
奥のほうで怪しい人型生物が。
敵もボスっぽい奴だけが気が付き、全員に指示するが補助魔法でバフる時間は作れそう。
とにかく近づく必要があるのでヘイストブルズ・ストレングスメイジアーマーシールドなどがかかる。
その間にグリーンドラゴンブロンズドラゴンが入場。
さらにブラックドラゴン、ブラスドラゴン2匹。
イニシアチブを振るが、4の呪いが解けた!と言いつつ肝心のクリックさんのイニシアチブ値を底に沈める。つまり4にも満たない。きっちり敵は高い。
やはりクソマスター。

ワイヴァランの部族のリーダーはダハクに仕えているわけですが・・・
他ドラゴンも鍔迫り合い状態で立ち並ぶ中、ワイヴァランたちがPC側へ。
プレイヤーは盤面で動きにかんして非常に悩むが、アタックをかけると一気に。
爆弾、突撃スコーチングレイ、パラ突撃で戦線を破る。
切り開いてくれたことでクリックさんは2倍移動で駆け抜け。
だがその次のラウンドに首が3本あるゴリニッチ登場。

ワイヴァランも挟撃でツェーヴラにダメージを与える。
ゴリニッチそのままはやばいので、こちらにカッパードラゴンさんが対峙する。
グリーンドラゴンがブレスを吹く。
ここでバックパックから首を出すブラスドラゴンっ子。
「わりぃね、みんな。もうやっちゃうわ」
といってブレスを吐く。
プレイヤー(主に経験者)ももうやっちゃえ的な反応を示していたが・・・
爆発とともに90フィート範囲に封じ込められていたドラゴンのブレスダメージが。
20d4だったのだが・・・45か。
ダメージを受けまくっていたツェーヴラ、キャスターのシュワルツネッガーはHPマイナスへ。
ヒーローズ・ディファイアンスをかけていたツェーヴラは何とかマイナスで止まる。
シュワルツネッガーも気絶で完全死亡までいかず。

期待していた敵へのダメージも正直さほどでもなく。
目論見が外れて失敗顔のクリックさん。
「ごめん」というと高速化エネルギー放出、変身を解除したその姿はシルヴァー・ドラゴンでした。
状況を見かねてコカッパードラゴンがグリーンドラゴン戦に援護。
シュワルツネッガーをハーキュリーが回復しつつ、自己回復もしつつツェーヴラがPC側にいるグリーンドラゴンと対峙。
コカッパードラゴンがちゃっかり挟撃位置に。
ツェーヴラの悪を打つ一撃が当たる!これは心が澄んでいるってことですな。
(混成に来る自分を含めた心の汚れたベテラン勢はどれだけ固定値を積んでも当たらない伝説。)
さらにシュワルツネッガーのスコーチング・レイも炸裂。
シルヴァードラゴンの交渉というか脅迫もあって、ゴリニッチは撤退を選択。
グリーンドラゴンへカッパードラゴンが回り、倒す。

ドミネイトしていたドラゴンも正気に戻り、ゴリニッチが引いたことで敵ドラゴンたちが引くことで終了。
キャラクターへは倒したグリーンドラゴンの巣にある宝で手を打つ。
ってな感じで今回も終了。

・今回すべての敵が竜族、神様も竜という竜一色。
・挙句の果てにさんしゅもりの為にゴリニッチ(CR15)を登場させる暴挙。
・なんとドラゴンだけでも二けたも盤面に並べる。
・TRPG初めての方2名もかなりいいプレイをしてくれて本当にありがたい。
・アライメントとかもちゃんとプレイに使ってくれてたし。
・なのにアーティファクトの爆発でそのTRPG初心者2名のみ気絶という酷い結果に。
・4出す病を悪用したセーヴ失敗。
・今回はダンジョン無しでした。すみません。
・シュワルツネッガーが大好き!ってことでこの名前になった際にD&Dがよくわかる本の話が出てしまうベテラン勢ですみません。これは流石にわからないですよねー。
・準備していたはずの説明資料が見つからず。アクション表とかも出せてない。すみません。
・サンプルにバーバリアンが無いとの指摘あり。次の前線サンプルはそっちかな。
・ドラゴンを連れた人に扮したドラゴンと旅をするというりゅうたま案件。りゅうたま(https://www.mangaz.com/book/detail/43101)。あれはいいシステムだ。
・セリアのドラゴンは使える。ただ2首しかなく残念。EXILE的(またはperfume的)な3体フォーメーションでの三つ首も検討したが。次は5体でテラクレスタだな!<やめろ
・アプスのクレリック、シルヴァー・ドラゴンが多い的な内容を見た記憶があるんだけど、今検索しても見つからない。誰か知りませんかー?教えてエロい人!
・17時のアラーム、速攻消したのに曲を当てた人が居て驚く。(リンクの冒険:神殿BGM)

初めてのTRPGがよりにもよってこんな内容か・・・という感じしかしませんが、これはシステムのせいではなく、マスターのせいです。
クソマスターのことは嫌いになっても、PathfinderRPGのことは嫌いにならないでください!(切実)

なおPathfinderRPGの日本語版の発売がまだなので、現時点でルールを見るにはprdjを。
(紙印刷のためにPDF化したもの )
(オフライン用のファイルはこちら )
日本語版のルールが出たらそりゃ買ってねとは言うでしょうが。なにせカードゲームが注文しても入荷しないような地方なので、商品が流れてくるのかは心配。
商品が入ってこないとおすすめも何もないからなー。みんながみんな通販でいいわけじゃないから。

そろそろ準備も含めて荷物とかも色々厳しい。
D&Dやクトゥルフを隔月でエントリーするという方がいるので自分もPathfinder隔月にしようかしら。

会場の借用WiFiが新しく(といってもTQ-3400)なったが、PoE通電せず。
今回は古い機械へ逆戻り。残念。
まさかこの数日後に二けたもの数のTQ-3400をセットアップする仕事で、子供の保育園行事に間に合わないという大変な目に。インガオホー。二けたドラゴンの呪いか。
そのTQ-34001台分でホワイトボード買えるだろと突っ込みたくなる。

今回からスタッフ募集をこれまで以上に告知することとなりました。
実際のところ、現段階で来れるスタッフが減り、今いるスタッフもそれぞれ事情で参加できなくなる見込みなのです。
できるなら今後もイベントが続いてほしいと考えているので、よろしくお願いいたします。
特に今は会場の開け閉めやイベント開始時の(アンケートとかを準備する)あたりが不足しています。
まあただスタッフを募集するだけでなく、そもそもスタッフが何しているのかとかあまり明文化されてなかった部分をまとめて、それを伝えていきたいところ。
自分に残された期間は半年ほどかなと。(もちろん当の本人は続ける気満々なのですが)
そもそも正直私個人は7月8月はほぼすべての週末が仕事、本来は今日から出張に行くスケジュールでしたが・・・
今回は会場が402号室ということで、今はどうしても居ないと問題が出るなと考え、仕事を回避させていただきました。後のことは知らない。
出来るなら若い世代につないでいきたいところなのです。
若い今の人の意見も取り入れたいし。
今後も活動を続けるため、よろしくお願いいたします。

ちょっと古いけどスタッフ募集はこちらに。

猛暑の8月も終わり、9月になるころには落ち着いてほしいところ。
次回はまた409号室に戻ります。
次回もよろしくお願いいたします。
ではでは。

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